汚部屋でも家事代行サービスの依頼できる?利用時の注意点を解説

「部屋が汚すぎるから家事代行を依頼したいけど、こんなに汚い部屋でも掃除してくれるのかな…」
こんなことを気になっている方はいらっしゃいませんか?

家事代行はその名の通り日常的な家事を代わりにやってくれる便利なサービスですが出来る範囲と出来ない範囲があります。
今回の記事ではどれくらいの汚部屋ならOKなのか、汚部屋で家事代行をしてもらうときの注意点は何かをご紹介します!

【結論】汚部屋でも家事代行は依頼できるのか

  • 依頼可能: 多くの家事代行サービスは汚部屋の掃除を受け付けています。
  • 状況により断られる場合も: 極端な汚れやゴミ屋敷状態では、断られることがあります。
  • 事前確認が重要: サービスを依頼する前に、具体的な掃除内容と対応可能範囲を確認しましょう。
  • 追加料金の発生も: 汚れの程度によっては、追加料金が発生する場合があります。

家事代行サービス会社に断られる汚部屋の程度とは?

家事代行サービスにも対応できない汚部屋の程度があります。具体的にはどのような状態が断られるのか、いくつかの例を挙げて説明します。

家事代行サービスでの部屋の整理整頓についてはピナイ家事代行サービスさんがイメージ動画を上げているのでこちらを一度確認してみるとどこまでを対応範囲しているのかのイメージはしやすいと思います。

家事代行サービスの整理整頓

いわゆる「ゴミ屋敷」状態

家事代行サービスは私たちの忙しい日常をサポートし、清潔な家庭環境を維持するために重要な役割を果たしています。しかし、極端に不衛生な「ゴミ屋敷」状態では、プロの掃除も限界があります。床が不用品やゴミで覆われ、強い異臭がする状況は、通常の家事代行サービスの範囲を超えます。

このような環境では単純な掃除では解決できず、専門的な技術や機材が必要になるため、専門業者に依頼することが必要です。健康リスクや衛生問題の防止のためにも、家事代行サービスは特殊な案件には対応できない判断が一般的です。

家事代行サービスを検討している方は、まず自宅の状況を把握し、「ゴミ屋敷」に近い状態であれば、不用品の整理やゴミの分別が重要です。適切な業者を選ぶ際には、そのサービスに慣れているかをしっかり確認しましょう。

日常使いの洗剤では落ちないほど汚れている

特殊な洗剤や技術が必要なほどの汚れがある場合、家事代行サービスでは断られる可能性があります。家事代行サービスでは、基本的に依頼者の家にある家庭用の洗剤や掃除道具を使用するため、特別な洗剤や器具が必要な場合は対応できません。

特に、年に数回しか掃除しないようなキッチン周りや水回りには、頑固な汚れがつきがちです。家庭用の洗剤で試してみて、それでも汚れが落ちない場合は、家事代行サービスではなく、より専門的なハウスクリーニングを利用することを検討しましょう。

ハウスクリーニングは、家事代行と違い掃除に特化しているサービスです。そのため、選択や料理など家事全般を任せることはできませんが、一般家庭では使えないような洗剤や道具を使ってしっかり掃除をしてくれるのが大きなメリットです。

掃除の前にゴミ処理や不用品の処分が必要

以下のように修正しました。


家事代行サービスではゴミの処分や家具の引き取りなどは行っていないため、ゴミの処分が必要な部屋はサービスの対象外となります。ただし、地域指定のゴミ処理エリアまでのゴミ出しは対応してくれます。

例えば、引っ越しで大量の段ボールを開封したい場合、その開封を手助けし、段ボールをまとめてゴミ出しするところまでが家事代行サービスの範囲です。しかし、その段ボールをすぐに回収してほしい場合は、別途ゴミ収集業者に相談する必要があります。

このレベルならOK! 家事代行で対応できる作業

これまで家事代行サービスで対応しきれないレベルの汚部屋についてご紹介致しましたが、実際どこまでなら家事代行サービスで対応してくれるのでしょうか?
それぞれパターンに分けて見ていきましょう。

一般的な道具を使った掃除

これまで記載していた通りですが、あくまで家事の範疇ではほとんどがOKです。例えば、

  • 洗い物: 食器用洗剤とスポンジを使い、手洗いや食器洗い機を使用して洗います。
  • 部屋の雑巾がけ: 乾いた雑巾やモップ、掃除機を使って床のホコリやゴミを取り除きます。必要に応じて、フロアクリーナーを使います。
  • 窓拭き: 窓用クリーナーや酢と水を混ぜた溶液を使い、窓用ワイパーや布で拭き取ります。
  • トイレ掃除: トイレ用洗剤とブラシを使い、便器内外をしっかり掃除します。便座やタンク部分も消毒します。

日常的に家事をしているからこそ、一部だけ代行して欲しいという場合もあります。そんな時には家事代行で日頃の部屋掃除を依頼するのも一つの選択肢としてありではないでしょうか?

料理

部屋の掃除は自分でしたいけど、なかなかやる気が出ない場合は、料理を作ってもらうのも良い選択肢です。

家事には掃除だけでなく、料理や洗濯などやることが盛りだくさんです。特に仕事をしながら家事を両立している方は、平日は一つの家事をするだけで精一杯という方も多いのではないでしょうか。

私自身も、朝は前日の洗い物をし、帰宅後に洗濯をする。掃除は週末にまとめて行うのが普段の生活です。しかし、家事代行サービスを利用すれば、出勤中に料理の準備をしてもらうことができるため、普段はできない他の家事を行う時間を確保できます。

家事代行の料理サービスでは、買い物代行から調理、後片付けまで幅広いサービスを提供してくれます​ ​。例えば、1週間分の作り置きをしてくれるプランや、家族の健康を考えた栄養バランスの取れたメニューの提供も可能です​。また、自宅にある食材を無駄なく使ってくれるため、食品ロスの削減にもつながります。

家事代行サービスを利用することで、忙しい毎日の中で少しでも余裕を持つことができるでしょう。

窓・ベランダの掃除

自分が生活する空間である部屋はなんとなく自分で掃除できるけど、屋外に近い窓やベランダの掃除はしっかりできるという方はそれほど多くないのではないでしょうか?

窓やベランダを掃除するだけでも部屋への光の入り方や窓から見える景色が変わり、部屋全体の雰囲気が明るくなることも見込めます。家事代行サービスでは、窓の拭き掃除、サッシの掃除、ベランダのデッキブラシでの床掃除や排水溝の清掃など、普段手が届かない場所の清掃も対応しています​。

特にベランダ掃除は、高圧洗浄機を使って徹底的に汚れを落としてくれるサービスもあり、窓ガラスや網戸の掃除もオプションで依頼することができます。これにより、より快適で清潔な生活空間を維持することができます。

「汚部屋OK」でも要注意…家事代行での失敗例

汚部屋でも対応してくれる業者は多いですが、実際に依頼をしてみると想定外のトラブルに見舞われることも少なくないです。
実際に怒っていたパターンをいくつかご紹介しますね。

延長料を請求された

家事代行サービスの料金体系は、「1時間あたりの利用料金✕利用時間」がほとんどです。ほとんどの家事代行サービスでは、サービスを開始する前に何時間稼働するかを元に料金が分かりますが、想定より家事が難航した場合などは、追加料金がかかる可能性があります。

例えば、ベアーズでは、初回お試しプラン3時間の利用料金が5,000円ですが、延長が必要になった場合、30分ごとに1,650円が追加で請求されます​ (ベアーズ – 家事代行)​。汚部屋の場合、掃除を進めている過程で想定外のゴミや汚れが出てくる可能性があるため、想定より長めに時間を確保しておくのが得策です。

また、月の利用回数が増えるほど料金が下がる傾向があります。例えば、週に1回など回数を分けてゴミを片付けてもらうことで、月額料金が安くなることもあります​ (Kajidore)​。これにより、トータルのコストを抑えながら効率的に家をきれいにすることができます。

汚れが完全に落ちなかった

家事代行サービスは一般家庭にある洗剤や道具での掃除がメインです。そのため、目に見える場所のホコリや軽い汚れは取れますが、キッチンや水回りの頑固な汚れは2~3時間の掃除では完全にきれいにするのは難しいことがあります​​。

例えば、キッチンのコンロ周りの油汚れや浴室のカビは家庭用の洗剤では取り切れない場合が多く、時間もかかります。このような場合、自分ではどうにもできないと感じたら、家事代行サービスではなくハウスクリーニングを利用するのがおすすめです。ハウスクリーニングはプロの技術と専用の洗剤・道具を使用するため、頑固な汚れもピンポイントでしっかりときれいにしてくれます​。

費用は高めですが、特定の場所を徹底的に清掃したい場合には、長期的な見地からもメリットがあります。家事代行とハウスクリーニングの両方をうまく使い分けることで、快適な生活環境を維持することができます。

不用品の処分をしてもらえなかった

家事代行サービスには、不用品の処分が含まれていないことがほとんどです。掃除を手伝ってもらう中で出てきたゴミや不要品を回収してほしい場合は、平行して不用品回収業者にも連絡しておくことをお勧めします​ ​。

例えば、ベアーズという家事代行サービスでは「マッスルベアーズ」というプランで力仕事も対応可能ですが、一般的なプランにはゴミの搬出が含まれていません​。カジタクもゴミ出しや不要品の処分は対応していないため、不用品の処分を依頼する際は別途専門業者に依頼する必要があります​ 。

事前に家事代行サービスの提供範囲を確認し、不要品回収の業者と調整することでスムーズに家の片付けを進めることができます。

汚部屋の掃除代行がおすすめな人

忙しくて片付ける時間がない

部屋の掃除をしたくてもなかなか時間が取れないような一人暮らしや共働き世帯には掃除代行がお勧めです。

日常的に発生する家事だからこそ誰かに手伝ってもらうことで今まで確保できなかった自分時間が作れるかも知れません。

どこから手をつけていいか分からないほど汚い状態

家事代行は家事のプロなので、おそらく皆さんより家事に慣れている方が来てくれます。
自分ではどこから手をつければ良いか分からないような汚部屋も、家事のプロなら効率的に部屋の片付けを進めてくれるかも知れません。

部屋全体が汚く見えても実は大きな所や目立つところから片付けていけば思っていたよりきれいになることもあります。

自分で片付ける気力がない

部屋があまりにも汚いと、掃除する気力が湧かないこともあります。日々の仕事やストレスで疲れていると、簡単な掃除でもモチベーションを保つのが難しいことがあります。そんな時は、家事代行サービスを利用してプロに手伝ってもらうのが良いでしょう。

プロの助けを借りることで、部屋をきれいに保つための習慣を作る一歩になるかもしれません。​

まとめ

ここまで汚部屋でも家事代行を依頼できるのかご紹介してきました。

部屋が汚すぎる場合は受けてもらえないこともありますが、
よっぽど出ない限り受けてもらえることも多いでしょう。

ただし依頼をしてからのトラブルがないように事前に業者との相談をしておくのが良いですね!

よくある質問

汚部屋でも家事代行を依頼できますか?

可能です。
ただし汚れ具合よっては断られるケースもあるので事前に確認しておくのが良いでしょう。

掃除で出てきたゴミの回収はしてもらえますか?

家事代行サービスではゴミ回収をしていないところがほとんどです。
ゴミの回収日近くに家事代行を依頼するか、近隣の不用品回収業者に依頼を出しましょう。